冷やしうどん

照りつけるお昼頃の河原で、こんな風な冷たい雪解けの流れる枝沢を見つけたら、面倒でも小さな焚き火を興してうどんを茹でてみるべきだ。
そのために麺つゆと、そして必ず忘れずに薬味を持っていくべきだ。
ときには単調な日照りをひたすらな気持ちで歩き続けなければならないときが、私たちにはきっとある。
懐かしさと豊かさを不思議に同時に感じるのは、それは薬味がこんな風に効いてるときに違いない。
粋な喉ごしのためには麺は細いほどいいが、そうめんだと冷やすときに網から逃げやすい。
「流しそうめん」というのはそうめんが流れるのではなく、水が流れることかと気づいた。
夏に麺を食うとき、私たちは音を食べるのかもしれない。

源流と雪山ガイド「霧の旅」

源流ネイティブトラウト テンカラ:ルアー:フライフィッシング アイスクライミング 雪山:狩猟 ガイド

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